野間口貴彦氏は、元読売ジャイアンツのプロ野球選手で右投げ右打ちの投手として活躍しています。2005年に鳴り物入りで巨人に入団して以降、毎年、ファンに活躍が期待されていた選手でしたが、故障に泣かされ2015年には引退をしています。
野間口貴彦氏の経歴は、伊丹シニアで世界野球選手権大会に出場したり、関西創価高校では選抜の甲子園でもベスト4に入る立役者として輝かしい経歴があります。また大学を中退してアルバイトとして働いている中で、その素質を見抜いていた野村克也氏に請われ、シダックスに入団し、優秀な成績を収めています。
プロ野球でも150km/hに近いストレート、鋭く曲がるスライダーを武器にしていましたが、なかなか成績が伴わず、イースタンリーグでのプレーが長くなっています。オーバースローからサイドスローに転向するなど投球フォームの改造まで行いましたが、ほとんど1軍での結果を残せていないため、プロ野球では優れていた素質が開花しなかった惜しい選手としての印象があります。
2012年に朝日新聞の取材で入団当初の契約金が最高標準額を超えた7億円をかけていたことが判明しています。しかも数回200万円の金銭の授受があったとされています。素質が高いという前評判で多額の資金をかけながら、思う様に活躍しなかった選手も珍しいです。